漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

全ての自分は、普通の人。

仕事に行きたくない。

 

そんな日があります。

 

使命感の深さによって、責任感が比例するので、

それが評価の目安にされるということも、

長い勤務文化として定着しているのでしょう。

 

ですが、絶対にそうだとは、

言い切れなくなってきている世の中であることもまた、

確かなようです。

 

責任感の強い人ほど、体がついていかない。

そんな時の自分を嫌悪してしまうことだってあるし、

惰性で仕事に行っている人だっています。

 

キリッとシャキッと、仕事をスタートできる人というのは、

実は想像以上に少ないのではないでしょうか。

 

ほとんど毎日ない。週の半分以上はそういう感じ。

というのは、ある調査では、全体の半分近く。

 

この中に当てはまると、精神疾患も疑われるそうですが、

僕も、ほぼ毎日それと戦っていたように思いかえします。

 

ヤル気はあるんですよ。

 

なのに、自分が行かなくともなんとかなるさ。

と、どこかで思っていたり。

裏を返すと、
自分は特別でいたいし、特別な存在なのだから。
と勘違いしていたのだとも感じます。

 

特別な何かになれると思って、僕は18で上京しました。

自信とかそういうものはなく、
ともかく、東京に行けば成功するとだけ、思っていました。

莫迦(ばか)とはこのことを言うのですねぇ、、、。

どこまでも莫迦だと思うのは、

根拠もなくそれが宿命づけられていたような気がしていて、

それがうまくいかないとわかった時、

初めてそのフィールドの中で何か別のことを見つけました。

恐らくは、あわよくば、

チャンスをつかまえて、
本来目指していた場所にたどりつけるだろうと考えてもいました。

 

もう一度言います。

 

莫迦ですねぇ。

 

そもそも、「あわよくば。」というのが、よくありません。

いわゆる、「ふたごころ」が、
僕の行動と気持ちにはついてまわっていたからです。
それに、タチの悪いことに、

「ふたごころ」は「二枚舌」も作るのです。

友人に、いつか言われたことがあります。

「紐づけするのをやめたほうがいいよ。」

きっと、僕を気遣って、
やんわりとそういった言葉で表現してくれたのです。

これをやれば、この要素のこれにつながるから、これもできるし、

あれも手に入る「であろう。」

そうではなくて、これをやりきることによって、
今目の前にあるものを、確実に手に入れろ。

そうして初めて、次の可能性が与えられるものです。

そんな今の僕も、達成したい希望を持ちつつ、

四つの仕事を掛け持ちしています。

大変です。

だけど、以前に感じていた大変さとは、ちょっと違う。

使い古された言葉ですが、「集中力」が鍵のような気がしています。

Aという仕事には、Aのことだけを考える時間と、体力を使い、

Bという仕事は、Aとは全く関係ない。
という割り切りと自由の中で、精一杯やりきる。


もし、関連性という手応えが欲しいのなら、

月末に通帳を眺めるか、

一日の終わりに、関わった全ての人々のことを思い返す。

ああ、俺、ちゃんと社会と関わったんだな。

 

よかったよかった。

 

それだけのこと。


朴訥で、愚直でいいんだよな。

俺が生きることって、意外とシンプルなんだな。

自分で勝手に難しくしていたんだな。

 

あとは、時の流れを信じて、

意のまま、あるがまま。

実は、自信なんてそんなもんかもしれません。

 

自分は特別だと思うことも、ある意味では大切。

でも、そう思い込むことが強すぎて苦しんでしまうのなら、

そんな自分は捨てた方がいい。
その代わり、それを捨てることも、のたうちまわるくらい苦しい。

 

そう求められることが苦しい環境ならば、

一目散に逃げた方がいい。

 

あなたは特別だ。と、決めるのは、

あくまで、自分以外の人々なのだから。

 

自分の幸せなんて、自分でしか決められないのだから。