「笹」の漢字 bamboo grass
ささ(sasa)
日本で作った漢字を「国字(こくじ)」と言います。
その一つである、「笹」は、「篠(しょう)」に替わる漢字です。
「ささのは サラサラ」は元、「小竹之葉」と書きます。
前述の「篠」が十世紀の漢和辞典に「ささ」として登場していて、
竹の下がなぜ「世」なのかは未だ不明ですが、
本当は、サラサラはせらせらだったのではないか。
「せらせらする」は「イガイガする」の意味ですから、
仮説ですが、小竹の葉が風で触れ合う音が「サラサラ」だったり、
「ザラザラ」だったり。
いがらっぽいイメージも含んだ音を借りてきた。
という説もありますが、確かなものはまだありません。
「笹」の個性
人名漢字で、十一画の構成です。
部首は「たけ」。
活字と違い、竹の左は少々大きめに書きます。
七画目はグゥゥっと広くとります。
八画目は全体の中心に来るように引きましょう。
そうすると、重心が整います。
十一画目はあまり長くならないように気をつけましょう。
◇「笹」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
「笹島(ささじま・しま)」:茨城
「小笹(おざさ、こざさ、こささ、おささ)」:京都
「笹木(ささき、ささぎ、せき)」:北海道
「笹石(ささいし)」:栃木
「笹中(ささなか)」:大阪
「笹川(ささがわ、ささかわ)」:新潟
「笹崎(ささざき、ささき)」;東京
「笹岡(ささおか)」:高知
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