オリンピックは火の車?
札幌は少し湿った雪が降っています。
平昌オリンピックも始まり、
札幌では雪祭りも開催中。
開催地では開催前から諸問題を抱えていたようですが、
雪祭りも暖冬で雪像が溶けてきた!なんて問題も。
付き合いの長い友人が、「今年の冬は、おかしい。」
なんてため息混じりにつぶやいていました。
知り合ってからというもの、毎年そのセリフをこの時期に聞いています。
「去年も言ってたよ。」
と、すかさず切り返すのですが、そう言いながらも、
「もっともだ。」
と心の中で思っています。
毎年様子が違うのか、毎年自分の心持ちみたいなのが違うのか。
まあ、毎年間違いなく時間は過ぎて、間違いなく年もとっているわけですから。
同じもの、同じことが永遠に続くっていうことはないのは、
意外と当たり前の事柄なのかもしれませんよね。
話はちょっと逸れますが、
冬季オリンピックといえば、札幌。
1972年にアジア初の冬季オリンピックが開催されました。
これを機に作られたもの。なんだかご存じですか?
「地下鉄」です!
札幌市営地下鉄南北線は、麻生から真駒内までの14.3キロを、
この地方独特のゴムタイヤ車輪の車体で運行しています。
独特なのはもう一つ。
途中、平岸駅と南平岸(以前は霊園前駅と呼ばれていました!)の間で、
地上に出ます。
そこから、激しい雪や風を避けるため、
シェルターと呼ばれる巨大な筒の中を走行するのです。
そのおかげで、札幌の地下鉄は、年中雨にも雪にもさらされることなく、
またゴムタイヤ車輪で線路を挟み込んで走行するので、
静かで快適な乗り心地です。
札幌のラッシュ時は、乗車時間も駅の間隔も短いですし、
東京のラッシュの苦痛とは比べ物になりません。
ちなみに、会場となった真駒内では、
選手村だった建物がそのままマンションになり、
長い時間が流れた今でも、レトロなデザインの建物が、
緑豊かで広大な公園内に点々と佇んでいます。
実は、僕が通っていた高校はこの地域にあり、
大抵はこの地下鉄に乗ると地下から地上に出る瞬間がワクワクして、
そんなワクワク感が、
いろんな記憶を脳に刻み込んでくれていたような気がします。
高校生ですから、当時、通学時に音楽を手軽に再生できるものといえば、
ソニーのウォークマン。そこから流れてきた音楽は、
いまだに僕のフェバリットなミュージックたちです。
そんなわけで今日のタイトルは、
久保田利伸の「オリンピックは火の車」。1986年のリリース。
僕は、1989年10月8日にリリースされた
「the BADDEST」で初めてこの曲を知りました。
当然なんらかしら「オリンピック」に関係があったり、
タイアップかなんかかあったのかと思っていたのですが、
そんな経緯の形跡もなく、いまだに謎です。
ただ、
この曲のイントロ「デュんデュんデュんデュんデュんデュんデュん・・・。」は、
何かが真夜中にグルグル回ってるイメージがしていて、
この曲を聴きながら車の運転できたら、俺、かっこいいだろうなぁ。
なんて妄想してました。
当時乗りたかったのは、トヨタのスターレットEP71。
その7年後、そんな思いは東京で現実になりました。
この曲を聴きながら、初めてひとりで走った夜の首都高。
嬉しかったし、東京が眩しかった。
して俺、たぶんかっこよかったなぁ・・・笑。