「作」の漢字 to make you feel my love 〜僕の愛が伝わるように〜
サク（saku）、サ（sa）、つくる（tsukuru）、なす（nasu）
読みの音と形によって作られた漢字で、その元になったのが、
右側の「乍（サク）」です。
木の枝を曲げて、家の垣根などを造作することを言います。
「作」はあらゆるものを「つくる」ことから、
のちにこれに、人偏がついて、
人の行為全般に使われるようになりました。
「いとなむ、おこす、なす」と表現されています。
この文字も、名前にあるとかっこいいなぁ。と思う一字ですね。
「作」の個性
鋭く全体を作ってゆくのが、楷書の場合です。
一画目は、あまり広げすぎず、七時の方向へ潔く引きます。
二画目は竹の節目のように始まりから終わりまでを、
しっかりと引けているのが、目視できるようにすると、
「人偏」は整って見えます。
動画では、三、四、五画目を連続させていますが、
三画目は一画目と平行になるように気をつけて引きます。
三画目の距離の真ん中よりちょっと上から、
四画目を右下がりにならないよう、しっかり引きます。
フォントなどでは、
三画目と四画目の重なっているところから五画目が引かれていますが、
このように自筆で書くとブサイクになりやすいので、
これも、接点からちょっと右に寄せて引きます。
六、七画目は線を引くよりは、長い点として捉えた方が、
形が美しくなります。
to make you feel my love : Billy Joel (1997)
Billy Joel - To Make You Feel My Love
「作る」は、英語で「make」。ですが、
この使用法は多岐にわたっていて、
その一つに、「〜になるように」と、希望を込めて語られます。
この曲は、「アデル」も歌っていますが、オリジナルは、かの「ボブ・ディラン」
僕は昔から、ビリージョエルのファンなのでこちらを。
この歌詞、アメリカ人らしいな。と思うのは、
「根拠のない確信」と「おおいなる希望」が同時に語られるところです。
とてもシンプルでストレートな言葉なのですが、
メロディに乗ると、たちまち心の真ん中にグッと染み入ってくる歌詞です。
そっか。
「作る」って何かをそもそも「希望する」ことから始まるんだよな。
今日も、ゆっくりお休みください。
お立ち寄り、ありがとうございます。拝
