「進」の漢字 advance
シン(shin)、すすむ(susu-mu)、すすめる(susu-meru)
読み方の「シン」は、「隹(スイ)」から。
ここから作られた形声文字です。
「隹」は「隼(はやぶさ:シュン)」の音を含んでいるので、
「シン」になりました。
そもそもですが、しんにょうは「道」「行く手」を示すので、
そこになぜ、「隼」なのでしょうか。
これは、すすむべき道を「鳥」に伺ったからで、
進むべきか、退くべきか。
それは鳥しだい。ということだったのです。
「進」の個性
小学校三年生で学習する、十一画の漢字。
部首は、「しんにょう」。
しんにょうほど、活字と手書きが全く別な部首はありません。
書道においての、最大の難関と言っても良いのが、
このしんにょうです。
これほど書き手によって違うものもないのですが、
収筆に関しては、個性が爆発してしまいがちです。
ですが、僕の見解からいくと、十画目がポイントであると思っています。
「隹」は、「進」と書くぞ。と決めた時に、
正方形の中に収めようとイメージするのが良いでしょう。
その3分の2を使って、文字の位置を固定します。
固定するので、行書楷書にかかわらず、
「隹」としっかり識字できるように書きます。
後のしんにょうは、何度も何度も、
自分がいいと思うしんにょうに出会えるまで、書き続けましょう。
筆に踊らせる。
そんな感じで、抑揚をマスターできると、
もう、なんにでもしんにょうをつけたくなるくらい、
好きになります。
タイトルを変えました。
ここ数日、ブログの更新がどうしてもできませんでした。
そんな中、気づくと、もう100文字を超える漢字について、
つらつらと書いておりました。
お読みくださってありがとうございます。
この数日、何やってたのかというと、
函館に行ってきました。
函館といえば、美味しい丼が食べられる朝市や、
ロマンに満ちた金森倉庫。
夜は、函館山で夜景なんかを眺めて、バーで一杯。
湯の川温泉であったまって、波の音を聞きながら寝入り、
朝は美味しい焼き魚。
うんうん。そうでしょそうでしょう。
僕が降り立ったのは、湯の川温泉ではなく、
鉄道が好きなので、ちょっと鉄分補給と荒れた都会の喧騒を離れて、
忘れかけてた自然を感じるために。
ということでもなく。
現場でした。
たまにですが、こういう仕事も入るのです。
当日、手違いというか行き違いがあった場合の対処ができるように、
待機します。
今回は、それもなかったので、撤収を勝手にお手伝いさせていただきました。
暇なのが嫌な貧乏性は、なんでもやるのです笑
いやぁ、でも、本当に楽しかった。
収穫はたくさんありました。
ひとところで書いているよりも、あちこち必要とされる場所へ出向いて書くのが、
僕にとっては最高の喜びでもあり、
できることならそんな、放浪書作家でいたいとさえ思います。
条件さえ許されるなら、どうぞお声掛けください。
どこへでも、行きます!
今日から、タイトルが変わって、「漢字バカ200撰」。
このまま、進んで行きます。
どうか、今後とも、お付き合いください。
何卒よろしくお願い申し上げます。拝
◇「進」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
※都道府県名は、分布の最も多い場所
「進」(すすむ):山口県
「進尾」(しんお):山口県
「進川」(しんかわ):山口県
「進木」(しんき、しんのき):広島県
「進谷」(しんたに、しんや):石川県
「進出」(しんで):石川県
「進堂」(しんどう):石川県
「進野」(しんの):兵庫県
「中進」(なかしん):奈良県