「由」の漢字 reason
ユ(yu)、ユウ(yuu)、ユイ(yui)、よし(yoshi)、よる(yoru)
元の形は、「卣(ユウ)」。
ひょうたんの形で、実が熟して溶け出して、
中身が空っぽになった状態。
実は、成り立ちの出処は不明の文字です。
中身が熟してドロドロになったものを「油」と言います。
「由」の個性
小学校三年生で学習する、五画の常用漢字で、
部首は、「た」。
これも、画数の少ない文字です。
緩やかに、おおらかに書きましょう。
「田」という文字以上に、真ん中の縦棒がまっすぐ極まると、
素敵になります。
◇「由」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
※都道府県名は、分布の最も多い場所
「由美」(ゆみ)
「一由」(いちよし):秋田県
「川由」(かわよし):秋田県
「中由」(なかよし):岡山県
「松由」(まつよし):長野県
「水由」(みずよし):長野県
「三由」(みよし):長野県
「由木」(ゆうき):北海道
「由田」(よしだ、ゆうた、よした、ゆだ):北海道
freedom
「自由」をさすとき、この言葉を使います。
頭が硬くなりつつある昨今、
今日も子供達にこのひょうたん頭をぶち抜かれてきました。
「紙に紙で書いてみたっ!(ドヤッ)」
なぁにやってんのかな。と覗いてみたら、
反故紙をぎっちりよじって、筆を作っていたみたいです。
その発想は無かったわ!笑
朝は、こんな作業をしていました。
ちっちゃいちっちゃい文字だけど、
彫っているときは、自由を思い切り感じました。
自由は、常にそばにあります。
本日もお立ち寄りいただき、
誠にありがとうございます。拝
「平」の漢字 presence of mind
- ヘイ(hei)、ビョウ(byou)、ベン(ben)、たいら(taira)、ひら(hira)、たいらげる(tairageru)、やすらか(yasuraka)、ひとしい(hitoshii)
- 「平」の個性
- ◇「平」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
- 夏越大祓(ナゴシノオオハラエ)
ヘイ(hei)、ビョウ(byou)、ベン(ben)、たいら(taira)、ひら(hira)、たいらげる(tairageru)、やすらか(yasuraka)、ひとしい(hitoshii)
于(う)と八(はち)を組み合わせた漢字です。
于は手斧の形で、八は、左右に飛び散った木片を表します。
手斧で木材をたいらに削って整えることから、
粗がなく、スマートな様子を表すようになりました。
このことから物事や状態に使われ、
「平安」、「平定」、「平和」など、
穏やかな様子、落ち着いた様子、偏りがない様子を示します。
「平」を「ベン」と使うのは、読みの音が近かったことから、
「便宜」「便利」など、問題を解決し、
平穏にするといった意味の言葉に多く使われています。
※白川静 常用字解より一部引用
「平」の個性
小学校三年生で学習する、五画の常用漢字です。
部首は「カン(いちじゅう)」。
画数の少ない漢字で、各点画の配置が難しい文字です。
活字では、
一画目の横棒の距離に下の二点が収まるように位置付けられていますが、
手書きの場合、少しはみ出すくらいがいいでしょう。
おおらかに見えます。
全運筆を、滑らかにリズムに乗って書けるようになると、
雰囲気が出てきます。
◇「平」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
※都道府県名は、分布の最も多い場所
「平田」(ひらた):福岡県
「平野」(ひらの):東京都
「石平」(いしひら、いしだいら):島根県
「平石」(ひらいし):東京都
「平松」(ひらまつ):愛知県
「松平」(まつだいら):東京都
「平子」(ひらこ):福島県
「平尾」(ひらお):大阪府
※続、編集
夏越大祓(ナゴシノオオハラエ)
6月30日(土)の今日は、一年のほぼ真ん中。
夏越大祓が行われます。
半年、ご苦労様です。
残りの半年、皆々様、平穏無事に、息災であられますよう、
お祷り申し上げております。拝
「進」の漢字 advance
シン(shin)、すすむ(susu-mu)、すすめる(susu-meru)
読み方の「シン」は、「隹(スイ)」から。
ここから作られた形声文字です。
「隹」は「隼(はやぶさ:シュン)」の音を含んでいるので、
「シン」になりました。
そもそもですが、しんにょうは「道」「行く手」を示すので、
そこになぜ、「隼」なのでしょうか。
これは、すすむべき道を「鳥」に伺ったからで、
進むべきか、退くべきか。
それは鳥しだい。ということだったのです。
「進」の個性
小学校三年生で学習する、十一画の漢字。
部首は、「しんにょう」。
しんにょうほど、活字と手書きが全く別な部首はありません。
書道においての、最大の難関と言っても良いのが、
このしんにょうです。
これほど書き手によって違うものもないのですが、
収筆に関しては、個性が爆発してしまいがちです。
ですが、僕の見解からいくと、十画目がポイントであると思っています。
「隹」は、「進」と書くぞ。と決めた時に、
正方形の中に収めようとイメージするのが良いでしょう。
その3分の2を使って、文字の位置を固定します。
固定するので、行書楷書にかかわらず、
「隹」としっかり識字できるように書きます。
後のしんにょうは、何度も何度も、
自分がいいと思うしんにょうに出会えるまで、書き続けましょう。
筆に踊らせる。
そんな感じで、抑揚をマスターできると、
もう、なんにでもしんにょうをつけたくなるくらい、
好きになります。
タイトルを変えました。
ここ数日、ブログの更新がどうしてもできませんでした。
そんな中、気づくと、もう100文字を超える漢字について、
つらつらと書いておりました。
お読みくださってありがとうございます。
この数日、何やってたのかというと、
函館に行ってきました。
函館といえば、美味しい丼が食べられる朝市や、
ロマンに満ちた金森倉庫。
夜は、函館山で夜景なんかを眺めて、バーで一杯。
湯の川温泉であったまって、波の音を聞きながら寝入り、
朝は美味しい焼き魚。
うんうん。そうでしょそうでしょう。
僕が降り立ったのは、湯の川温泉ではなく、
鉄道が好きなので、ちょっと鉄分補給と荒れた都会の喧騒を離れて、
忘れかけてた自然を感じるために。
ということでもなく。
現場でした。
たまにですが、こういう仕事も入るのです。
当日、手違いというか行き違いがあった場合の対処ができるように、
待機します。
今回は、それもなかったので、撤収を勝手にお手伝いさせていただきました。
暇なのが嫌な貧乏性は、なんでもやるのです笑
いやぁ、でも、本当に楽しかった。
収穫はたくさんありました。
ひとところで書いているよりも、あちこち必要とされる場所へ出向いて書くのが、
僕にとっては最高の喜びでもあり、
できることならそんな、放浪書作家でいたいとさえ思います。
条件さえ許されるなら、どうぞお声掛けください。
どこへでも、行きます!
今日から、タイトルが変わって、「漢字バカ200撰」。
このまま、進んで行きます。
どうか、今後とも、お付き合いください。
何卒よろしくお願い申し上げます。拝
◇「進」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
※都道府県名は、分布の最も多い場所
「進」(すすむ):山口県
「進尾」(しんお):山口県
「進川」(しんかわ):山口県
「進木」(しんき、しんのき):広島県
「進谷」(しんたに、しんや):石川県
「進出」(しんで):石川県
「進堂」(しんどう):石川県
「進野」(しんの):兵庫県
「中進」(なかしん):奈良県