漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

「在」の漢字 to make someone exist 〜存在させる〜

 

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ザイ(zai)、サイ(sai)、ある(aru)、おる(oru)

「土」の部分は、元は「士」でした、

この字は、「才」と「士」を組み合わせた文字で、

「才」は目印となる木のことを言います。

その木に、祈りの言葉を結びつけて、土に植え込み、

神聖な場所と位置づけるたため、「ある」という意味になりました。

のちに、すべてのものが「ある」として、この文字が使われます。

※ 白川静 常用字解より一部引用

 

「在」の個性


 

小学校五年生で学習する、六画で構成される文字で、部首は「つちへん」。

一画目は長めに引きましょう。

二画目は活字とは違って、一画目の真ん中を狙って左に元気よく祓います。

三画目は、一画目のちょっと内側から垂直に下ろします。

四画目は、二画目と三画目の交差したところを目印にして、

その高さからゆっくり横へ引き、

五画目を、一画目と二画目の交差した場所から一画目の末端までの中心から、

垂直に下ろし、六画目は四画目と平行に引きます。

全体的に、安定感が出ると、この文字は完成です。

 

存在させる

目に見えないものというのは、

存在するかしないか以前に、「存在させている」もの。

思いによって、その存在を確かにさせています。

神がいるから祈るのではなく、

祈るからこそ、神は存在しておられるのだと、

僕はそう考えています。

 

今日は、短めに。

 

本日もお立ち寄りいただき、誠にありがとうございます。

今週も、皆様にとって素晴らしい日々でありますように。拝

 

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今日は、北海道神宮へ行ってきました。