漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

「憩」の漢字 relaxation 

 

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ケイ(kei)、ケツ(ketsu)、いこい(ikoi)、いこう(ikou)

読みの音から作られた文字です。

元の文字は「愒」。読みは同じ「ケイ」。

「いこう」の読みは、「息(いこ)う」からきていて、

息は、口を表していることから、「舌」の文字が入った、

一般に広く使われた「俗字」が現代まで残っています。

「ハァァ、、、。やれやれ、どっこいしょ。」

っと口を開けた時に、舌が見えるから。

という一説もあったりなかったり

元の字に「曷(カツ)」という字が入っているので、

いまいち、音としても、見栄えとしても、

「やんわり」したイメージを持てなかったからかもしれませんね。

 

休むのも仕事のうち?

ことさら、働くことにかけては、一生懸命な私達ですが、

僕の周囲を見渡しても、休むことが上手な人を、

僕も含めてあまり見たことがありません。

休むことに罪悪感を覚えてしまう年代というのもあるのですが、

僕の仲間内では、それが極端に分かれる傾向が見えることがあります。

罪悪感を覚えないために、必死に働く。

そんな気持ちを感じることがあるのです。

挙句、「休み方」を勉強する。

というわけのわからん状態にまで陥ってしまうことも、

僕にはありました。

何事にも、ある程度の制約はありますが、

「休み」は「休み」と割り切れる、

心持ちも、合わせ持っていたいものです。

 

「憩」の個性

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常用漢字で、十六画の漢字。部首は「こころ」。

今回は、楷書と独創的な書体を用意してみました。

舌と自が同じくらいの面積で収まるように練習します。

二画目を少し上気味に書くと、うまくいきます。

心は、やや大きめにまとめると、いい雰囲気に仕上がります。

 

今日もお読みいただき、誠にありがとうございます。

どうか、素敵な休日となられますように。拝