漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

「挑」の漢字 challenge somebody

 

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チョウ(chou)、いどむ(idomu)

読みの音は、「兆(チョウ)」。形声文字です。

元は、「撓(たわ)む」で、手でものを目一杯曲げることをいいます。

力を込め続けるとどうなるか。

ひび割れてきますよね。「兆」は「ひび割れの形」なので、

これを想定して、いどむことを「挑」と書きます。

 

「挑」の個性

youtu.be

九画で構成されている常用漢字で、部首は「てへん」。

これは、、、、。

「兆」が相当厄介な文字です。

すべての画の方向がバラバラで、取りまとめるのに苦労します。

ここはまず「てへん」を控えめに、かつ、しっかり書きましょう

縦の線が三本ありますが、真ん中が一番低くなるように狙います

そうすると、案外まとまりある字になりますが、

こればっかりは、何度も書くことで雰囲気を掴んで行く。

まさに、「挑む」姿勢が問われる文字です。

 

新たに何かを引き受けること

40を過ぎたあたりから、「いやんなっちゃうなぁ〜。」と、

自分自身に思うことがたくさんありました。

その一つが、なかなか新しいものに手を出さなくなること。

食べ物も、音楽も、人間関係はそうでもないのですが、

「馴染み」に執着して、新たな価値観を知ろうとしなくなっていました。

 

手放すしかなくなると、新たなものと向き合うしかないので、

否が応でも、引き受けるしかないものです。

若い頃は逆に新しさに飢えていたはずなのに、

なんで、こうも違うんだろうか。

ズボラになったのか、めんどくさいのか。

刺激に弱くなったのか。

そういった意味で、ここ最近の環境の変化は、とってもいいことだと、

ようやく思えています。

「勘」を頼りに、なんでも一度はやって見るスタイルにしました。

もともとそうだったので、正確には、「変わってはいない」のでしょう。

あ、でももう一つ気づいたのは、

新しいこと、若い子がいいと思っているものを、

自分もいいと思うことが「恥ずかしくなっちゃった」のだとも思っています。

そういうのを、やめてみると、

意外と「あれ?なんか懐かしいな。」と思えることにもなるようです。

 

そんな僕が、最近いいなと思う曲。

youtu.be

もうかなり前の曲だそうですが、

すごくいい。

なぁんか、音が懐かしいんですよね。

ギュッと掴まれました。

 

今日もお読みくださり、誠にありがとうございます。
どうか素敵な休日をお過ごしくださいますように。拝