「爆」の漢字 exclamation
バク(Baku)、はぜる(hazeru)、はじける(hajikeru)
日の光を浴び、干からびてバラバラになってしまった動物の死骸が、
音の読みの元になっている「暴」
これに粉々にするために火で灼(や)くので、
火編がついて、「爆」となります。
「 爆 」の個性
十九画の常用漢字。部首は「ひへん」です。
火編はほっそり書き、
暴を主張します。
一画目と二画目の間隔を通常より狭く、
三画目がこれをすり抜けるように、
迅速に引きます。
四画目は、点で収めます。
日は、はっきりとわかるように一筆一筆を大事に仕上げましょう。
ここから、最終画まで、リズミカルに一気に仕上げます。
十三、十四画はおおらかに広げて、
以降、キュッと締まった感じに書くと良いです。
芸術は、爆発さ。
本当は、「 爆発だ!」ですが。
この言葉を、CMで初めて聞いた時の衝撃ったら無かったな。
小学生の時だったのですが、
僕の中で、何かが爆発しましたもの。
岡本太郎氏は、死ぬまで、書に憧れを持っていたそうです。
充分素晴らしい書だと僕は思いますが、
書作とは氏の中で、当時はなんらかの線引きがあったのかも知れません。
書では、この筆順はあり得ませんが、
絵画としては、大アリです。
筆順やスタイルに関して、
精度の高さを求める書き込みを見ることがたまにあります。
本心を言うと、そんなのどーでもいーぢゃん。
と、ウンザリもします。
ただ、書家の先生、習字の先生としては、
正しい字を教える使命感に突き動かされての、
立場的見解もお有りなのでしょうし、
それはそれで立派なのです。
でも、一度それをネットの海に投げ込んだ時点で、
その方の描く作品のスケールが小さくなってゆくように、
僕は感じてしまいます。
他人なんて、どうでもいいのです。
たまたま、僕らが描く作品が、たまたま誰かに気に入っていただけて、
たまたま誰かが褒めてくださって。
そのたまたまにすべてを注ぐのが、作家の生き方。
所有してくださった方々が、後に恥にならないように、
可能な限りの制約を破りながら、新たなものを生み出してゆくのです。
なので、大爆発の連続なのですよね。制作って。
小爆発を何度も何度も試して、大爆発に挑む。
芸術家に変人が多いのはそのせいです。きっと。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。拝