「清」の漢字 to tolerate the good and evil elements 〜清濁併せ呑む
セイ(sei)、ショウ(shou)、きよい(kiyoi)、
きよまる(kiyomaru)、きよめる(kiyomeru)
「セイ」と読まれるのは、
「青」からの音です。
「あきらかなり。すみたる水のかたちなり。」
と、古い漢字を集約した書物には書かれています。
青という色自体、当時は手に入れることが困難で貴重であり、
色の印象から、清らかなもの、静かなもの。
という佇まいを連想したため、
これがのちに、人の性質、心情を表すようにもなります。
※ 白川静 常用字解より一部引用
「清」の個性
小学校四年生で学習する、十一画の文字で、部首は「さんずい」。
二画目を少し外側に撃ち、
三画目を一画目の真下になるように撃つと、
さんずいは綺麗に見えます。
三点で弧を描く感じになっているといいですね。
「青」は、高さにこだわらず、
少し大きめに一画目の真横あたりからスッと斬り込みます。
五画目は四画目の真ん中を貫き、高い位置から引きます。
七画目は、やや長く。
「月」は、四画目の幅に合わせて描くと、
落ち着いた雰囲気で仕上がります。
清濁併せ呑む
今日は、辰の日なので龍泉水をいただきに、
お寺へ行ってきました。
鬱陶しい、もやもやした気持ちを、
スッとさせてくれる場所であり、
まあ、いっか。
とさえさせてくれます。
だからと言って、どうでもいいことの方が多いわけではないのですが、
イライラしないで、くよくよしないで暮らすためにはどうしたらいいかと考えたら、
現実を変えて行くか、水に流すかのどちらしかありません。
現実をいきなり変えてゆくと、必ず余計な災いが発生して、
そのことに耐えうるキャパが備わっていればいいのですが、
今の僕にはまだまだ。
じっくりと物事を見極める時間を、
少しずつでも短縮して行ければ、
もっと時間を豊かに使えるようになります。
それには、いいことも悪いことも、
言い換えると、
都合のいいことも、都合の悪いことも、
あって然り。
と含んでゆける心でありたいものです。
本日もお読みいただき、誠にありがとうございます。拝