漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

「水」の漢字 water

 

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スイ(sui)、みず(mizu)

流れている水の形を表した、象形文字です。

元は、

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や、

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です。

 

真ん中のつながっている線が、大きな流れを表していて、

そばの点が、小さな流れを表しています。

大きな流れが三筋になって流れているのを表す時は、

線三本で「川」と書きます。

 

小さな水の流れは、凍りやすく、

氷の粒の形を二つつけて「冫(にすい)」となり、

「冰(こおり)」と書き、「氷」の元になっています。

 

 水晶のごとき 〜crystalline〜

https://www.instagram.com/p/U6J14olBy_/

水晶は、その昔、「水精」と書かれていました。

「晶」の「日」は、「星」の輝きを表していて、

光に照らされて、放射する粒がそこに閉じ込められ、

かつ、水のような透明感から、この字になっています。

 

濁りが無いということは、穢れが無い。ということでもあります。

敢えて泥を被ることや、

汚れ役を演じること。

役者の世界に止まらず、人間社会にはそういった透明な理想とは裏腹に、

腥く淀んだ現実もともに存在して成り立っています。

美しいものを求めると、究極は無色透明に行き着きます。

 

でも、人に「色」が無いということは、

識別ができないということでもあります。

時々、クリアになって、

また自分色にくっきりと染めて行けばいいのだと思います。

自分自分と自分に自分であることを追求し続けると、

最終的には「闇」になりますからね。

 

何を持ってクリアになるのか。

と言うと、その答えはありません。

「ああ、洗われたな。」

と思ったら、それが正解です。

 

そんな僕にも、クリアになるための行為が幾つかあります。

その中の一つは、

自分を自分で水に流す。

ということです。

すっぱり忘れて開き直る。ということではありません。

弱点を克服することによって、初めて水に流せることもありますし、

もやもやした事件を考えるにいいだけ考えて、

なんとか自身の解決まで至らせて、

やっと水に流せることもあります。

でも、相手はそうじゃ無いことだってあります。

そういう場合は、目の前から消えます。

水に流すと、海に出るしか無いので、

そこからまた与えられた人生を泳ぐのです。

泳ぎ始める前に、風呂場で冷水をかぶります。

事実は事実。

でも、事実を作った原因に、いつまでも執着しない。

同じことが繰り返されるのは、

その原因を受け止めていないからだ。

とは、言いますが、

この原因と、次の原因は、全く別のものです。

水と同じように、時間は流れているからです。

原因を掘り返したところで、今の事実が変わることは無いのですから。

それと、大切な仲間と徹底的に飲み、笑います。

お神酒で清めて、笑いで流す。

「そっか、お前も大変だったな。まあ、飲もうや。」

これだけで、充分、クリアになれる気がします。

あまり多いと、効果が無いのですが。

「水」の個性

youtu.be

 

小学校一年生で学習する、四画の漢字。部首は「水」。

左祓いと右祓い。

もうこれは、練習以外にありません。

ポイントは、

まずは、一画目をまっすぐに。ひたすらまっすぐに引きましょう。

この縦線の中心が、「水」という字の重心になりますから、

三画目は必ず、この中心に引っかかるように描いてください。

 

本日もお読みいただき、誠にありがとうございます。拝