「寛」の漢字 a large heart 〜寛大なる心〜
- カン(kan)、ゆるやか(yuruya-ka)、ひろい(hiro-i)、ゆたか(yutaka)、くつろぐ(kutsuro-gu)
- 「寛」の個性
- くつろぎの場所
- ◇「寛」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
カン(kan)、ゆるやか(yuruya-ka)、ひろい(hiro-i)、ゆたか(yutaka)、くつろぐ(kutsuro-gu)
宀のついている文字には、
成り立ちに共通点があって、
先祖を祀る、屋根のついたお墓のことを表しています。
下は、眉を大きく描いた巫女がお祈りしている姿。
この巫女が、ゆったりくつろいで、
神のお告げを伝えていることから、
「ゆるやか」「くつろぐ」の意味となった、
会意文字です。
また、神の意向を受けているので、
「ゆたか、ひろい」の意味となりました。
※ 白川静 常用字解より引用
「寛」の個性
十三画で構成されている、常用漢字で、
部首は「うかんむり」。
四画目が長すぎると、
うかんむりの佇まいが落ち着かなくなってしまうので、
うかんむりの幅に収まるように引きましょう。
「見」の部分の「目」は少し幅広く潰し気味に書きます。
十二画目は八時の方向へ引き、十三画目で高さを合わせます。
くつろぎの場所
今日は、ここへ打ち合わせがてら連れて行ってもらいました。
コーヒーしか飲んで来なかったのですが、
食べ物も実に美味しそうでした。
今時珍しいけど、
やっぱり喫茶店にはベッチンの赤いシートがお似合いです。
入り口に「お客様の声」が貼ってあるのですが、
正直言って、お店を褒めることはとてもいいことだと思いますし、
アドバイス的な苦言も宝ですが、
文句を長々と書いたものもいくつか見受けられました。
企業の姿勢として、
お客様の声に耳を傾けることは大変有意義で、
大切なことだと思います。
でも、コメダにかかわらず、
なんか最近、過剰な詫び入れを目にすることが多くて、
苦笑してしまうことがあります。
どんだけ自分を大切にして欲しい人が多いんだろう。
と。
もちろん、失礼はいけませんが、
自分で気をつけることや、気にしないようにできる範囲って、
大人ならば、僕はあると思うし、
嫌なら帰ればいいし、もう来なければいい。
要は、執着や依存の強い人が多いんだな。
と感じることがあります。
お店に限らず、人付き合いにしても、
相手は絶対に自分ではないのだから、
自分の望み通りにしてくれることなんて、
そもそも稀有なこと。
だから、心遣いや、自分に対しての思いやりを受け取れた時には、
ありがたみが心に沁みます。
相手の寛大さに頭が下がる時です。
そんな、いいことよりも、嫌なことの方が、
日常には多いに決まってます。
ああ、今日はそういう日なんだな。
期待通りにいかない時は、そう思っています。
今日もお立ち寄りいただき、誠にありがとうございます。
どうか、素晴らしい一週間の始まりとなりますよう。拝
◇「寛」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆