漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

「寛」の漢字 a large heart 〜寛大なる心〜

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カン(kan)、ゆるやか(yuruya-ka)、ひろい(hiro-i)、ゆたか(yutaka)、くつろぐ(kutsuro-gu) 

 
宀のついている文字には、

成り立ちに共通点があって、

先祖を祀る、屋根のついたお墓のことを表しています。

下は、眉を大きく描いた巫女がお祈りしている姿。

この巫女が、ゆったりくつろいで、

神のお告げを伝えていることから、

「ゆるやか」「くつろぐ」の意味となった、

会意文字です。

また、神の意向を受けているので、

「ゆたか、ひろい」の意味となりました。

※ 白川静 常用字解より引用

 

「寛」の個性

 

youtu.be

十三画で構成されている、常用漢字で、

部首は「うかんむり」。

四画目が長すぎると、

うかんむりの佇まいが落ち着かなくなってしまうので、

うかんむりの幅に収まるように引きましょう。

「見」の部分の「目」少し幅広く潰し気味に書きます。

十二画目は八時の方向へ引き、十三画目で高さを合わせます。

 

くつろぎの場所

今日は、ここへ打ち合わせがてら連れて行ってもらいました。

https://www.instagram.com/p/BjkBTvMnyoZ/

 

コーヒーしか飲んで来なかったのですが、

食べ物も実に美味しそうでした。

今時珍しいけど、

やっぱり喫茶店にはベッチンの赤いシートがお似合いです。

 

入り口に「お客様の声」が貼ってあるのですが、

正直言って、お店を褒めることはとてもいいことだと思いますし、

アドバイス的な苦言も宝ですが、

文句を長々と書いたものもいくつか見受けられました。

企業の姿勢として、

お客様の声に耳を傾けることは大変有意義で、

大切なことだと思います。

でも、コメダにかかわらず、

なんか最近、過剰な詫び入れを目にすることが多くて、

苦笑してしまうことがあります。

どんだけ自分を大切にして欲しい人が多いんだろう。

と。

もちろん、失礼はいけませんが、

自分で気をつけることや、気にしないようにできる範囲って、

大人ならば、僕はあると思うし、

嫌なら帰ればいいし、もう来なければいい。

要は、執着や依存の強い人が多いんだな。

と感じることがあります。

 

お店に限らず、人付き合いにしても、

相手は絶対に自分ではないのだから、

自分の望み通りにしてくれることなんて、

そもそも稀有なこと。

だから、心遣いや、自分に対しての思いやりを受け取れた時には、

ありがたみが心に沁みます。

相手の寛大さに頭が下がる時です。

 

そんな、いいことよりも、嫌なことの方が、

日常には多いに決まってます。

ああ、今日はそういう日なんだな。

期待通りにいかない時は、そう思っています。

 

今日もお立ち寄りいただき、誠にありがとうございます。

どうか、素晴らしい一週間の始まりとなりますよう。拝

 

 

◇「寛」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆ 

 

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