漢字バカ200撰

漢字が好きなので、書と漢字の成り立ちから話を広げるブログ。広がらない時は、別のことを。

「則」の漢字 general principles 〜原則〜

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ソク(soku)、のり(nori)、のっとる(notto-ru)、すなわち(sunawachi)

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煮炊きを行う、鼎(かなえ)という円い青銅器の側面に、

刀で文章を刻むことを、「鼎」に「リ」を加えて「ソク」と表したのが、

この文字の始まりです。

でも、箱型の鼎にもこれが見られ、こちらは「剤」と言います。

鼎に刻まれた文章には、人として守るべきことが書かれており、

それを「規則」として大切にされました。

そこで、「のり、おきて、手本、のっとる」の意味になります。

前述そのままになぞらえる「すなわち」とも使われます。

 

 「則」の個性

youtu.be

小学校五年生で学習する、九画の常用漢字です。

部首は、「かなた」、「りっとう」。

貝を細く描くためには、毛筆の場合、

穂先をうまく使う必要がありますが、

ペン字の場合は、

平行な線を規則的に描く練習を繰り返すといいでしょう。

貝の二点は、

細い目の幅の内側からあまり外に出ないように、

控えめに突くと綺麗に収まります。

 

原則と約束

世の中には決まりがあります。

「則」の元になった「鼎」に強い力で刀を使って彫り残すくらい、

大切なこととは、いったい何でしょうか。

「原則」は、例外を伴う一定の法則のことを言います。

「約束」は、当事者の間で、取り決めること。

約束は、事実が法則のように決まってやってはこないので、

様々な状況を想定して交わすもの。

人々の様々な約束を検証して、積み重なったものが、

原則になったとも言えますね。

約束は、とても難しいものだと思います。

そこには、「期待」と「信頼」という、

似て非なるものが混在するからです。

「約」とは、おおよそ。と読みますが、

糸を曲げて結ぶことを言い、その結び目の形や数で、その内容を示し、

それを束ねてのちに、履行、不履行を判断したので、

「約束」となりました。

この成り立ちを考えても、難しいものだなぁ。と思います。

 

人は、小さな約束を一つ一つ果たすことで、

関係が成り立っている。

ということは事実です。

その全てを履行してきた。

 

という人は、未だ出会ったことがありません。

けれども、僕も含めて、人は、それを目指して暮らしています。

生きる。というそれぞれの価値観に則って。

 

本日も、お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

寒暖激しいですから、くれぐれもご自愛をお願いいたします。拝

◇「則」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆ 

 

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