亥
中国では、「猪」と言う干支。
どっちかというと「豚」に近いみたいです。
意外と、運勢とかを気にするのは、信仰などの要因もあるかもしれませんが、
もう、慣習のような気もしています。
来る年は、亥年。
亥の八白中宮と呼ぶ人もいるようで、
破壊と誕生、再生が混沌と生ずるのだとか。
亥は、陽炎の化身である「摩利支天」の遣いだと言われています。
摩利支天の仏像の多くは、亥の背に立っています。
摩利支天は、武運、勝負運を司り、
そのことから、多くの武士の信心を集めてきました。
懐に摩利支天の小さな像を忍ばせていたと言います。
陽炎の化身だけに、濡れず、傷つかず、切られず。
あやかると言うのは、それだけ必死だったとも捉えることができます。
僕は、あやかったり、げんを担いだりすることがそんなに悪いことだとは思いません。
むしろ、自分の何かを打ち立てるためには、
なんでもいいから、その根拠があって然りだし、
他人の理解を得なくてもいいものだとも思います。
幸せであれば、なんだっていいんですよね。
そんなわけで、毎年ですが、一年の幸せを僕なりに祈って、
毎年こんなものを作っています。
全手書き、手仕上げです。
だいたい、ご注文される方は毎年決まっているのですが、
僕なりに、その人の幸せな毎日を祈っていたいな。
同じ毎日なんてありえないし。
そんな気持ちから、最初はプリンターで暦部分を出力していたのですが、
ここ数年は、手書きにしています。
ご興味がある方は、こちらをどうぞ。
人のために一つでも、何かができるって幸せなことです。
本日もお読みいただき、誠にありがとうございます。合掌