「美」の漢字 lover of the beautiful 〜美を愛する〜
ビ(bi)、み(mi)、うつくしい(utsuku-shii)、よい(yoi)、ほめる(homeru)
「羊」は、上半身を前から見た形で、
「美」は、羊の後ろ足まで加えてみた形。
では、下半身は?となると、
「羍」(たつ)という漢字があります。
子羊が生まれおちる形がこちらで、
成熟した羊の美しさを「美」といいます。
「欠陥がない」という意味あいで使われていました。
「美」の個性
小学校三年生で学ぶ、9画の常用漢字で、
部首は「羊」。
この文字のポイントは、「羊」と「大」の横線を、
いかに文字どおり美しく平行に引くか。です。
活字では、「大」の横棒よりも、
その上の六画目の横棒が長く書かれますが、
自筆の場合は、大はやはり大きく書いた方が、
極まりが良くなります。
本来は、最後の九画目はしっかりと祓いますが、
書で表現する場合には、点で止める書き方も存在します。
公的な文書(履歴書など)の場合は、祓った方がよろしいでしょう。
◇「美」を含む名前における当ブログの過去参考記事◆
「珠美」(たまみ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「裕美」(ひろみ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「美則」(よしのり)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「友美」(ともみ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「美鈴」(みすず)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「克美」(かつみ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「寛美」(かんび)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「美子」(よしこ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「亜美」(あみ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
「一美」(かずみ)
hokushin-myouken.hatenablog.com
美を愛する
美は、狂気だと思う。
美について、明確なことはないのだと、
いつも思う。
けれども、美を誰かと共に有することができると、
人と人は、距離を近づけることができる。
何が美であり、何が美ではないのか。
という割り振りというのは、実はないのだと僕は思う。
共有すべき価値かどうか。という基準なのだ。
だから、この世に美は溢れかえっているとも言える。
心で感じるものというのは、やはり、正解がないのだ。
だから、突き詰めれば突き詰めるほど、
巷に溢れている基準からいっとき、突出するから、狂気となる。
その狂気が、次の美の基準を作るにたる美であるかどうかで、
作品は名作となり、佇まいは所作となり、技は秘伝となる。
自然は、常にその基準を超えてゆくのだから、
やはり、地球そのものが作り出す美に、
人間が敵うことはないのだ。
人智をはるかに超えたもの。であるし、制御できることもない。
これを有するのは、心のみで、
美を愛し、美を生み出すこととは、狂気以外のなにものでもない。
逆を言うと、狂気を有しない限り、美は生まれることがない。
美は、厄介なのだ。
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おやすみなさいませ。拝